【全てを失ったとき・・・】
昨日は
久しぶりに仏教の勉強に行ってきました。
仏教を学び始めたのは5年ほど前から
人の心を学んでいると
しあわせとは何か豊かさとは何かという疑問が湧いてきます。
お釈迦様の説いた「根本教義」「般若心経」 が気になりだしたのが始まりでした。
学んでいる内に
どんどん知識が増えていった。
それらは
今までの常識とは全く反対でした。
頭の中では分かっていても
現実とは反対
与えること
手放すこと
差し出すこと
自分が生まれてからしてきたことは
獲得すること
競争すること
勝つことだった
怖くて出来ない
全てが無くなってしまうようなとっても怖い感覚
でも
難病になったとき
その教えを使わざる負えなかった。
抱えていたものを失った 助
けてもらうしか出来なかった
負けを認めるしか無かった
無理矢理はがされた感じがした。
力も無くなりどうすることも出来なかった。
何も無くなったと思った。
でも、
それ以上のものが こころの奥にあることに気が付いた。
必死に獲得しなくても
負けずに競争しなくても
実は元からあったんだよね。
分け合うほどのしあわせ
余るほどの豊かさ
寄り添うことの出来る優しさ
争うことの無い力強さ
いつのころか
競争することを学び
愛することを忘れ
獲得することを覚え
必死に頑張ってきたけど
何も手に入れることは出来なかったけど
実は全て持って生まれてきたんだよね。
仏教の先生に
体調が安定してきたことを 報告すると自分のことのように喜んでくれました。
先生は別れ際に一言
「その病が宝になるように頑張りなさい」
命に感謝